僕の会社にも中国人のエンジニアがたくさんいます。
同じモデルを担当している仲間も中国の方です。
今日、一緒に仕事をしているなか、彼がこう言いました。
『中国のデモは良くない。言い方はおかしいけど、13億人の中の1万人ですよ。もっと互いに歩みよって、仲良くするべきだ。今の時代、アジアの国家が互いに協力し合えば、アメリカやヨーロッパの国を圧倒する素晴らしい経済発展ができるはず。』
っと。
普段は政治的な話など全くしない彼がそう言いました。
僕の意見としては、デモによる器物の破損はいただけない。
っと思いますが、過去、日本が中国に対して行った行動に対して、
中国の方が抱える気持ちに、もう少し配慮しても良かったのでは
ないかと思います。特に靖国神社参拝。
小泉首相には小泉首相なりの道理があって、参拝するのだろうけど、
それに対して心を痛め、怒りを爆発させることがいると分かっているのであれば、
そこは日本の代表者として、関係国との関係を円満に保つためにも、
配慮しても良いのではなかろうか？
また日本のメディアの報道のヒートアップぶりに対して、
中国に出張で言っている会社の仲間からは、
そうホットな話は聞きません。意外と落ち着いているらしい。
だけど、テレビからしか情報を取らないうちの母親は、
テレビのニュースと同じようなテンションで、中国デモを
熱く非難する。うーーーん、どうもそこまで熱くないような。。。
メディアも、デモに反対する中国人を取り上げてよいのではないですか？
前述した中国人エンジニアも、シンセンに住む友達に電話したところ、
その友達は、そのような政治的なことには全く関心がなかったそうな。
なんだか、こう書くと中国を擁護しているように感じられるかもしれませんが、
デモによって日本関係者の建物などが破壊されたことは非難します。
ただ、それと同時にその様な行為を我々日本人と同様に非難し、
互いに協力して円満な関係を築こうとして強く願う中国人がいることもまた事実です。
円満に解決して欲しい。ただそれを願うばかりです。
